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自作の小説中心

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男子校の水泳(4) 

第一話
第二話
第三話








プールサイドをよく見るともう一人脱いでるやつがいる。

うん、あれは高村だ。


なんかすげえデジャブなんだけど。


「さあこれ2番目やってきたよ!!」


すんげぇ盛り上がってる。


いや、高村。歓声に答えなくていいから。


今度のやつはやたら乗り気だな……。
さっきとは大違いだ。


ていうかお前も着替えがないだろ?
そうなんだろ!

こうなっては止まらない。


「おい!何してるんだ!」

佐々木先生久々のご登場。

うちの体育教師は仕事をしない。


「あ、やべぇ」


ドパーン



……あれ?

いきなり飛び込んだよな?

いや、もう意味もなく飛び込んだよな?


「おい…!?なにしてんだ!」

おどろく佐々木先生。

まあ、誰でもおどろくわな……


プールから上がってくる高村くん。

「高村!ビート板の上走ってないじゃん!!」

なかなか容赦ないな……


「あ、オッケー。も一回行くわ!」


なんかおかしいぞ?

いやいや、もう濡れてると言えばそうだけども。
もう一回行く意味ないだろ!


とりあえずプールにはさっきのビート板がそのまま浮かんでいる。


「高村、行きます!!」

そんな某有名ロボットアニメ的セリフを吐き捨て、高村は走り出した。


※ぶっちゃけさっきと同じ流れです。てか残念なセリフが多いです。



「やめろ!」

佐々木先生が叫ぶ。

それでも高村は助走をつけていく。

「そんなことをしたら……」




「そんなことをしたら-5点だぞ!!」


佐々木先生伝家の宝刀!


しかし高村は走り続ける。
あと少しで水面だぞ…!

覚悟を決めたように高村が叫ぶ。


「それでも…」


「それでもプールに入りたかったんだ!!!!」


水しぶきと、ものすごい音とともに高村は飛び込む。

ギャラリーは拍手喝采だ。

その隅で
「えーと高村、-20点」
と言っていたのは気にしないこととしよう。


ていうか高村くん、


プール入りたいなら水着持ってこいよ……




ちなみにこの二人、次の6限はノーパンで受けたらしい……。
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category: 男子校のその3

thread: 自作連載小説 - janre: 小説・文学

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男子校の水泳(3) 


第一話
第二話




「ていうかさ、なんでお前帽子だけ持ってるんだ?」


「いや、部室にあったから」


「その理由おかしいでしょ!」


そんな会話をしてるのは高村君と鷹村君。

鷹村君は部室から水泳の帽子だけ持ってきていた。


「ちょっと貸してくんね?」

と高村君、

「ああいいよ。ほい」

と鷹村君。



すごくややこしい。




そして高村君。


「おいしょ―――!」


「あ―――!!!おっ前なにすんだよ!」


「いや、投げたくなったので」

「だからって投げるな!!!」

「まあ、サッカー部だし」

「むしろ投げないだろ!」


「どうやって取りに行くんだよ!」


「水の上ぐらい歩けるだろ?ハッ〇リくんみたいに」


「たとえが古いよ!ナ〇トだろそこは!」


「まあまあ、」

そこにボスがやってきた。

「じゃあやってみねえか?」





ということでビート板を置いてある棚の所で数名が話し合っている。


なにしてんだろ……。


その間プールは5分間泳。これをひたすら繰り返す。


うん絶対に意味な……


「第一回!!」

「水の上を!!」

「歩く大会!!」

「「イエ―――!!」」


なんか始まった。


「ビート板いいか!?」

「オッケー!」

といって3人くらいがビート板を重ねている。

それを水に浮かせ始めた。



「ルールは簡単!プールの上のビート板を走る!以上!」


なんか説明が始まった。

ものすげールールだな……


つか誰がやるんだ……









ポツ―ン









その表現がびっくりするくらい似合っている。

あれは鷹村だ。


いや、どういう流れだよ。

え?なに?あの水に浮いてるやつ取りに行くの?


無理だよ!

てかどうやって戻ってくるんだよ!

いやいや、すでに上裸だよ!!!


もうツッコミきれない。



「準備できたぞ鷹村!」

「急げ!沈みかけてるぞ!」

いや、もう見えねーし。

というかだれもこの状況に疑問持ってないよね?





「いついくの?」


「「今でしょ―――!」」



こうきたらもう止められない。

さらば鷹村。



すでに鷹村は助走をつけている。
(プールサイドは危険です。絶対に走らないでください。)


※ここからはスロー再生です。

ついに一つ目のビート板の山に鷹村は足をかけようとしている。

その時、プールサイドにいた見学者約20名が一斉に注目する!


あとの人、麻雀のルールは後で覚えろよ。


鷹村が一つ目のビート板に全体重をかける!!

ギャラリーの歓声!

先生はまだ気付かない!!

鷹村が二歩目を踏み出す!!

あ、傾いた。


ギャラリーの悲鳴!

鷹村、踏ん張る!しかしここは水面だ!



(ここでQueenの”Bohemian Rhapsody”をかけてください。)


さようなら、鷹村。

次の6限、君がいなくても先生は何とかごまかしておくよ。



※スロー再生終了



ザパー―ン


うん、予想通りだね。


あの人パンツどうするんだろ?

ギャラリーは拍手喝さい。

いやいや、もうこのノリこそ男子校だよね。


ところがまだこの事件は終結しているわけではなかった。



第四話

category: 男子校のその3

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男子校の水泳(2) 



第一話




さぁ来ました。

なにが来たって彼ですよ。

NT大卒業。体育教師の若手株。


佐々木先生(仮)です。


まあそんな不人気な教師というわけじゃないんだけど。


「おーい……。何人だよ?」


「8人っす!」

これまた教室のボス的な奴の発言。うん、こいつはボスでいいや。
(そんなあだ名ではありません。てかだいぶテキトーです。)

「はあ?なんだよ、一ケタかよ!?」


「そうなんすよ!だからサッカーしましょ、先生!」
 

おっ!

ちょっとした期待を抱いてしまう。







「いや、んなわけないだろ。お前らまとめて-15点だから」


どん底。


「あ―……もう出てるやつだけ数えるわ……。えーと、青原……飯村……」


もうだめだ。



「あーもうやべぇよ!1時間なにしろっての!?」

ボスはお怒りのようだ。


「どうする?」

「あ、麻雀教えてくれない?スマホのアプリで落したんだけど……」

「次の時間の小テストの問題どれよ?」

「たしか電磁気の……」


他の皆様、準備がよすぎです。


そして50分間の絶望に満ちた時間(ようはヒマなだけ)が始まる。


その隅で彼らが動き始めていた。








アォ―――!


おいおい、なんか叫び始めたぞ……。

というのもヒマな人たち(俺は違うよ?)がエアギター始めたから。



その割に叫び方がキング・オブ・ポップなんですが……。


「おい!静かにせい!」

先生が叱る。が、そんなに怒ってない。

これが男子校ゆえの寛容さ?というわけ。


というかブラシはいいんか……。


「うおりゃ―――!!!」


こんどはプールサイドを走り始めた。

ブラシ付きで。


「ブラシしまえ!つかおとなしくしろ!」


さすがに先生もすこし怒気を込めて言った。


「え!先生!俺ら申し訳ないんで掃除してるんすよ!」

ちなみに申し訳ないってのはヒマなんで、って意味。


「いやしかしな……」


「先生!やらせてください!」

「そうです!」

「どうせならきれいに使いましょうよ!!」


見事なチームワーク。

絶対に面白いからだよ……。


ということで続行。


「おりゃ―――!」

「どっせーい!!」



これ以降10分ぐらいプールには叫び声が響いていた。



第三話

category: 男子校のその3

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男子校の水泳(1)    








ことし一番の寒さだったらしい。

気温は5℃。この地域にしちゃあ、ものすごく寒い。
しかしそれ以上にこのクラスは冷え切ってる。

俺だっていやだ。
室内とはいえ……


こんな日にプールに入るとは……









正直みんな確信犯だ。


朝、学校に来てそう思った。
高校2年生は三学期にプールだった。



「え~、もうみんなでサボらねぇ?んでサッカーでもやろうぜ!」

というのが教室のボス的な奴の発言である。
俺も、もっともだと思った。


しかしそうは甘くないのが体育教師の集団。
NT大(どっかの体育大だけど?)卒業の彼らの意志は半端じゃない。







体育係と教師の会話
「あ、先生……今日全然持ってきてないんですが……」
「は?やるよ?」

一言目が「は?」って……

「いや、一ケタいるかいないかなんすけど……」

「いや、カンケ―ないし。忘れたやつ、-15点な」

「……失礼します」




そりゃここまで言われたら引き下がるしかないよ。

かくして5限の体育の時間は過去に見たことのない少人数で行われることとなった。







んで、昼休みも終わるころ。

「あー、やべーって」
「なにが?」
「ぜってー怒られんじゃん。これ」
「いや、減点するなら怒らないっしょ。でも15点は痛いって……」

そんな会話が繰り返されている。

さすがに15点は重いな……。

うちのクラスはプールから一番遠いので早めに教室を出なければならん。

うちの総務(学級委員)はさっそく鍵を閉めにかかっている。




「閉ーめるよ~」


ぶっきらぼうだよ!

実は彼も水着を忘れていた。

つか教室の約8割忘れてるよ……。

35人中8人。

一人当たり1コース近く使えるし。


ということで手ぶらでプールに向かう人がすんごく多かった……




第二話

category: 男子校のその3

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