12«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»01

non-title

自作の小説中心

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

cm --   tb --   page top

転落 



駅のホームから落ちた。


今まで一緒に過ごしてきた。

雨に降られた。

グラウンドの土埃をかぶった。

テストを受けに行った。

毎朝一緒だったのに。






単語帳をカバンから取り出そうとした。

その瞬間、

なぜ取れたんだろう。

なんの抵抗もなく、彼は消えた。

転がって、ホームの下へ、線路の上に。



~高校2年生の黒板に書かれた詩~




「おい遼(りょう)、どうしたんだ?」
ずっと変な声を出している生徒に声をかけているのは功(いさお)だ。

「ほっといてくれ……」
「なんつー元気のなさだよ……」


あきれる功。
「風邪でもひいたのか?この時期気をつけねーとな」

「風邪より重症だよ……」

「えっ?じゃあどうしたん?」

心配そうに功が聞く。





「鞄につけてたト〇ロのキーホルダーが……、聞くな」


「……」


気まずい空気が流れる。



「それは……なんというか愁傷だな」

「……いいよ」


『この空気どうしよ!!』
功の心の声である。
『いや、俺が聞いたのが悪いんだけど……悪いんだけどさ!!』


「功、おれ大丈夫だから……」

「あ、そうか……それなら……」





「俺にはカピ〇ラさんがいるから」






「それ言っちゃおしまいだよ!!」
スポンサーサイト

category: SS

thread: ショート・ストーリー - janre: 小説・文学

cm 0   tb 0   page top

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。